1985年8月12日--。日航ジャンボ機が墜落した。
そのとき私は、母の田舎にいて祖父の家にみんなで集まっていた。
女子プロ全盛時代だった当時、夕飯を食べながらみんなでプロレスを見ていたように思う。そこへ臨時ニュースが流れた。
日航ジャンボ機123便が群馬県上野村で墜落。520名が死亡
それから何年か後、2冊の傑作に出会った。

一冊は山崎豊子の
「沈まぬ太陽」。
理不尽な左遷からようやく復帰した日航社員(※小説では国民航空)の恩地は、遺族の世話係に任命される。“加害者”として遺族と接することになった彼はどう感じたのか? 主人公の苦悩が痛いほどに伝わる作品だ。

そして、もう1冊は横山秀夫の
「クライマーズ・ハイ」。
こちらは、メディア側がどう事件と向き合ったのかが克明にわかる小説。事故のデスクとして任命された地方紙の記者が、信念と組織の狭間で奮戦するのだが……。横山作品は好きでいろいろ読んでいるが、なかでも一番好きな作品。
……そして、今日はじめてボイスレコーダーを聞いた。
衝撃的だった。
事件から20年経っても、原因はまだ解明されていないという。
改めて、犠牲者のご冥福をお祈りしたい。